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何故、彼はリングに戻って来たのだろうか・・・
先日、東日本ボクシング協会のサイトで試合情報を見ていると、知った名前がありました。
しかし、所属ジムが変わっていたし、それに彼は7年くらい前に引退したはずではなかったろうか・・・。
その後輩の顔を思い浮かべてみました。
僕がラストファイトを向かえる頃、彼は大学生で、プロテストを控えていた時期でした。
一度だけスパーリングをした事があったのですが、類い稀なるスピードがあり、身体能力の高さを感じました。
引退してから写真学校に入り、後輩達の姿を撮らせてもらう中に、彼、ユウジの姿もありました。
4回戦としては、ずば抜けた身体能力を持っていたはずのユウジは、しかし、2勝以上は中々勝てず、負け越したままリングを去っていきました。
しばらくして、OBを交えて後輩達とご飯を食べに行ったのですが、ユウジもそこに来ていました。
大学卒業後は就職し、家庭を持ったと話していたのに、何故・・・。
後楽園ホールに行き、控室を覗くと、そこにいたのは間違いなく彼でした。
少しだけ話を聞く事が出来たのですが、何をどう書いてよいものか、私事もあるので書きませんが、しかし、聞いた話だけでは、カンバックする動機としては、どうもしっくりこない。
この夜、7年ぶりに勝利したユウジは、心からの笑みを浮かべていました。
ユウジよ、ボクシングはダラダラと続けちゃいかんぜ。
リングで味わう異常な熱狂は、日常では味わう事が出来ないけれど、リングの麻薬に痺れていると、体は消耗していく。
君がリングに上がり続ける間は、写真を撮りに行くから、目的が達成出来たら、笑いながら酒でも呑みに行こう。
足立区花火大会に行きました。
花火の弾ける大音量と振動、それだけあれば十分なんですが、およそこの夜の催しにそぐわない音楽が大音量で流れていて、少々残念ではありましたが、でも、土手を吹き抜ける一筋の風とビールが、なんとも心地よい気持ちにさせてくれました。
Omotesando
今月、足立区に引越しました。
生まれも育ちも、これまで居住してきた場所も、杉並区と世田谷区。
武蔵野の大地を離れる事は寂しくもありましたが、少しずつ足立区に馴染んでいこうと思っています。
先月末、秋田県北秋田市で開催されたマタギサミットに参加させて頂きました。
新潟・長野・山形・秋田、日本各地から狩猟文化を持つマタギの方々が集まり、マタギ文化や民俗学を研究されている人達も多数参加され、初めて参加させて頂く僕としては、とても意義ある時間を過ごす事が出来ました。
今春の生息数調査に同行させて頂いたのですが、2日目からは、諸事情により山に同行させて頂く事が出来ませんでした。
マタギの取材をさせて頂く上で、それはとてもショッキングな出来事だったのですが、胸中でもやもやと淀んでいた霧が、マタギサミットで色々な方とお話させて頂くうちに晴れたような気がします。
東北山行バックナンバー
新田渉世 戦士と語る
で六本木ファイトクラブの宮田豊三さんを取材させて頂きました。
宮田さんは、とにかく動く!
時間があれば身をもって会員さんに指導するのです。
あのエネルギーに脱帽。