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2009年12月31日

今年も来年も

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         写真:吉次史成

僕のように、売れっ子でないフリーランスというのは、収入的になかなか不安定なものです。
 
 
「まあなんとかなるさ マイペンライ」
 

と、いつも唱えていると、なんとかなるもので、アルバイトを30歳でやめてから5年間、今年も無事に終える事ができました。
 
昨年入籍した妻と今年は結婚式を挙げ、心構えと言うのか、自分自身の何かが変わるのかと思っていましたが、何も変わった実感無く、来年もこの調子で生きていけたらな、と思います。
 
マイペンライな一年、皆様本当にお世話になり、ありがとうございました。
 
良いお年をお迎え下さい。

2009年12月30日

拳闘家の肖像 三枡 努

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拳闘家の肖像 バックナンバー

東北山行 その118

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東北山行 バックナンバー

Tokyo  28.December.2009

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Senju shinbashi

東京邂逅 バックナンバー

2009年12月28日

浜口京子 vol.75

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浜口京子 バックナンバー

2009年12月26日

拳闘家の肖像 大嶋宏成

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2009年12月25日

東北山行 その117

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東北山行 バックナンバー

Tokyo  25.December.2009

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Itabashi

東京邂逅 バックナンバー

2009年12月24日

ノックアウトダイナマイト 内山高志 いざ世界!

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”ノックアウトダイナマイト”内山高志が、2010年1月11日にいよいよ世界に挑戦します。
大橋ジムの細野悟選手とダブル世界タイトルマッチです。
是非、会場で応援してあげて下さい。
 
 

WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ!! 

 
ポスターの内山くんの写真を撮影させて頂きました。

2009年12月23日

放熱の破片  vol.46

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人生で、心からの涙を流せる時が何度あるのだろう。
 

12月15日、後楽園ホールで大波乱がおきました。

1年7ヵ月ぶりに後楽園ホールのリングに戻ってきた新田ジムの西禄朋(にし よしとも)くん。
カンバック戦の相手は、日本スーパーウェルター級6位の音田隆夫(一力ジム)さん。
 

音田さんは、試合開始から試合終了まで、ペースを落とさずブンブンパンチを振り抜いて前に出続ける激闘ファイター。
正直に言うと、ブランクのある西くんでは音田さんのパワーに押されて、後半につかまってしまうのではないか、そう僕の頭に浮かびました。



放熱の破片  vol.21

  
新田さんに直接話を聞かせてもらう機会があったのですが、
『厳しい相手かもしれないが、勝算は十分ある』
とおっしゃっていました。
 
 

西くんと新田さんは、紆余曲折を経て、この日にたどり着きました。
昨年5月の試合で、西くんは痛烈にダウンをしました。
新田さんがタオルを投げ入れて試合が終わったのですが、『とことん戦おう』と試合前には誓い合っていたのに、タオルを投げた新田さんに不信感を持ったと言って西くんはジムを去りました。
 
その試合を見ていて、タオル投入はこれ以上ないタイミングだと感じました。
 
タオルを投げようが投げまいが、あの試合は負けていたでしょう。
 
まず勝ち目はなかった。
 
ダウンするようなパンチを食った自分自身を振り返れば、怒りの矛先は自分に向き、どうすれば危険なパンチを食わずにとことん戦う事が出来たのかを考えるしかない。

 
しかし、西くんの怒りの矛先は、己の足りなかったところではなく、新田会長のタオル投入にすり替えられていました。
  
 

その様子を見ていて、西くんはまた帰ってくる、と思いました。
 
言い訳の出来ない負け方をした訳ではなく、『新田会長がタオルを投げなければ負けなかったかもしれない』、と考える事が出来たからです。
言い訳の出来ない負けを受け入れた時、戦士としての誇りはズタズタに傷つきます。
しかし、西くんはボクサーとしての自分に、まだまだ可能性を感じているはずだからです。
 
 
放熱の破片  vol.20
 
 
最後の試合から1年以上たち、西くんは新田ジムに帰ってきました。
そして、なまった体を半年かけてボクサーの体に仕上げてきました。
 
控え室で西くんの体を見ると、以前はファイターとしては少々痩身だったように感じた体には、筋肉がつき、ボクサーらしくなっている。
この半年の間、まじめにこの体を作って来たのだろうとわかりました。


 
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ラウンドが長引けば、馬力を落とさない音田さんが、西くんのペースを飲み込んでいくだろう、それならば、序盤に勝負をかけるしかない、と予想しました。
 

リングに入場して来た音田さんは、いつもの力溢れる眼差しから比べると、落ち着きすぎていて、コンディションが悪いような印象を受けました。
 
 
 
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ゴングが鳴り、西くんも音田さんも、いきなり激しい打ち合いを展開します。
その打ち合いの中で、スピードと回転力で上回る西くんが的確なパンチをヒットさせて、優位に進めます。
音田さんは、膝をゆらしながらも持ち前の強打を当てようと打ち返し、時折ヒットさせますが、西くんは手を緩めず果敢に攻め続け、第3ラウンドに右を浴びた音田さんはたまらずダウン。
立ち上がったものの、ダメージは明白で、西くんは一気に攻め込みレフェリーが試合をストップしました。
 
 
 
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リングサイドでは、後輩の古橋大輔くんや岳たかはしくんがこらえきれぬ様子。
兄貴分の西くんが、皆に慕われている男だという事が伝わってきます。
 


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これまでの長い時間、ともに痛みを分かち合ってきた西くんと新田さん、見事な再起でした
 
 
 
 

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新田ボクシングジム
 

2009年12月21日

Tokyo  21.December.2009

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Back yard of bathhouse Setagaya

東京邂逅 バックナンバー

2009年12月16日

東北山行 その116

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日本の山では、ジムニーが最強です。 
 
 
 
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ひょいとUターンだって出来ちゃいます。
 
 
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2009年12月14日

拳闘家の肖像  村越裕昭

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東北山行 その115

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2009年12月11日

拳闘家の肖像 コウジ有澤

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写真学校に通いはじめた頃から、試合直後のボクサーの肖像写真を撮りはじめました。
それは今も続けていて、きちんと数えていませんが,50人以上は撮らせてもらっていると思います。
 
ボクシングを撮影していて、ボクサーの肖像写真以上の力を持つ写真が今でも見つかりません。

北春日部にて

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先日、酒席にお招き頂いたので、東武伊勢崎線に乗り、草加よりも先に初めて行きました。
北春日部駅で待ち合わせだったのですが、何故か僕の中で『北越谷』と勘違いしていて、一度電車を下りてしまい遅刻してしまいました。
 
ご一緒させて頂いたのは、(写真右から)ジグソーパズルを扱う(株)コウダイを経営してらっしゃる鎌田さん、そして、鎌田さんにご紹介頂き、ネットショップの写真を撮影させて頂いたお花屋さん(有)ナーセリー斎藤の若旦那さん、コウダイで人生修行中の元ボクサー林くん、美味しいお酒を呑ませて頂いた居酒屋『一寸』のご主人。
 
鎌田さんは、以前日本ボクシングコミッションでタイムキーパーをされていました。
ボクシングビートの春原さんからご紹介して頂き、それからおつきあいをさせて頂いております。
ボクシングの話や、その他諸々、楽しい時間を過ごさせて頂き,感謝感謝です。

でも、時間が経つのを忘れて終電を逃してしまい、妻に車で迎えに来てもらうという失態をおかしてしまいました。
 

2009年12月09日

光文社 FLASH(フラッシュ) 1078号

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亀田興毅選手の写真を掲載して頂きました。

2009年12月08日

パッキャオvs コットのTシャツ

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ボクシングファンなら、うらやましがる事間違い無しのこのTシャツ。
 

ボクシングジムの同僚だった西脇大輔がプレゼントしてくれました。
 
西脇は、元々ボクシングマニアだったのが高じて、大学生になるとプロボクサーになってしまった男です。
大学卒業後はアメリカに留学し、ロスアンゼルスでもジムに通い、アメリカでも試合をしているボクサーです。
 
決して派手なボクサーではありませんでしたが、相手の距離とペースをジワジワと潰してくる いや〜 なタイプでした。
 
引退後は、真面目に会社員をしてます。
 
その西脇の奥さんは、ボクシングマガジンを購読している方ならご存知のライター西脇有理子さんです。
 
2人揃ってボクシングマニア、この2人は、普段から
 
「ショートの右カウンターが決まって・・・」
 
「いや、それは、左を下に散らして伏線をはってたから・・・」
 
そんな会話をしながら食卓を囲んでいる事でしょう。
 
西脇夫妻の新婚旅行は、パッキャオ vs コットの観戦。
いや〜、この2人はボクシングの麻薬に痺れちゃってますね。
 
 
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2009年12月04日

放熱の破片  vol.45

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亀田興毅は、やはり強かった。
 

 
 
2009年11月29日さいたまスーパーアリーナで開催されたWBC世界フライ級タイトルマッチ。チャンピオン内藤大助と挑戦者 亀田興毅の一戦は、注目度の非常に高い試合とあって、会場は満員の観客の熱気に溢れていました。 
 
 
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内藤さんは気迫に満ちた様子を表に出して入場。
その内藤さんの姿からは、気負いともとれる空気を感じました。
チャンピオンは引き分けでも防衛できるのですから、相手の出方を見ながら,一つずつ持っている引き出しを開けて、相手を追いつめてゆけばよいのです。しかし、これほど注目されている試合ですから、見ている者達が何を求めているのかを内藤大助というボクサーは良くわかっています。
内藤さんはファンの求める激しい打ち合い、勇敢な戦いを、チャンピオンでありながら仕掛けていくだろうなと、その顔を見た時に確信しました。
 

対する亀田興毅くんは、余裕のある落ち着いたいい顔。
 
 
 
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チャンピオンが変則的なフェイントからフックを振り抜けば、チャレンジャーはノーモーションからの左を小気味よく出し、中間距離で緊迫感のある攻防が繰り広げられました。
  

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しかし、その戦いも序盤だけで、中盤からは亀田くんは待ちのボクシングに切り替えます。
カウンターを狙ってポイントを拾っていきます。
 
チャンピオンは、本来の距離の駆け引きをしながら強打を叩き込むボクシングに、ここから切り替える事は出来ませんでした。

終盤、チャンピオンのボディーブローがきまり、顔には出しませんでしたが、チャレンジャーは失速します。しかし、もち直し冷静に距離をキープし、ポイントを集めました。
結局大きな山場もなく、ジャッジ2人が77−75、1人が78−74で新王者誕生を支持しました。

 
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実に見事なボクシングをし、判定に異論のある人は少ないんじゃないかと思います。

これまで、何者かわからぬ相手や、ロートルとの試合しか見せてくれなかった亀田興毅くんの力がどれほどのものか、強い事はわかっていても、どんな強さがあるのかわかりませんでしたが、初めてその強さ・うまさを見せてくれたのではないでしょうか。
 
 
 
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ただ、辰吉さんと薬師寺さんとが見せてくれた激闘の時のような、熱い余韻は全くと言っていいほど残りませんでした。
 

個人的な好みになりますが、フロイド・メイウェザーのような、強いけど熱くなれないボクサーの試合を見た後、スポーツとしてだけのボクシングを見た時の物足りなさが残ります。
 


 


ボクシングに限らず、勝負事は勝つ事が一番重要だという事は良くわかっています。
 
 
ボクシングで一番大切な事は、打たせない事だとも思っています。
 
 
そこに、誇りをかけた勇敢な戦いをするボクサーが、僕は好きです。




放熱の破片 バックナンバー

2009年12月02日

Tokyo  2.December.2009

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Jingumae

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2009年12月01日

東北山行 その114

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山を歩く時に、一重要なツールは、スパイク付きの長靴です。
こいつがないと、ぬかるんだ斜面を登れない。
 

そして、そこまで体を運んでくれるのは、4WDの小さい車が一番です。
 
大きな車では、細い山道でUターンできないんです。

 
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東北山行 バックナンバー

Tokyo  30.November.2009

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Yanaka

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Profile

山口裕朗(やまぐちひろあき)
1999年プロボクサーとして17戦10勝(6KO)7敗の戦績を残し引退後、2002年 「サンデー毎日」で写真家としてデビュー。
2005年 ボクシング引退後、撮り続けている、かつての対戦 相手達の写真を、写真展『放熱の破片(かけら)』で発表。
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