レフェリーの演出について感じた事
2012年2月28日、後楽園ホールで開催された東洋太平洋ライト級タイトルマッチ、激しく闘志をぶつけ合う両者の戦いぶりは、「タイトルマッチってこれだよな!」と唸りたくなる、素晴らしい戦いでした。
ポイントはジャッジ3者がチャンピオンを支持するもので、その裁定は疑いようのないものだったと思います。
しかし、ダメージの度合いを考えると、荒川仁人くんが楽に防衛したというものでは無く、三垣くんの奮闘ぶりも際立っていて、実力伯仲のタイトルマッチでした。
ジャッジペーパーをリングアナウンサーが読み上げ、チャンピオンの手がレフェリー浦谷信彰さんによって上げられました。
そして間をおいて、敗れた三垣くんの手が、浦谷さんの手によって上げられたのです。
勇敢に戦い抜いた両者への、浦谷さんの想いが伝わり、なんとも清々しい光景でした。