私とボクシング Vol.3
ジムに通い始めてから半年も経った高校2年の秋、アマチュアの試合に出てみないかとマネージャーから声をかけられた。
ジムに通い始めてから半年も経った高校2年の秋、アマチュアの試合に出てみないかとマネージャーから声をかけられた。
「リングの上でなら死んでもいい。」
私にとっての全てとなっていたボクシングに魅了されたのは、思い返してみれば中学3年の秋だった。
ほとんどのボクサーは、ラストファイトで引退を決意する、若しくは怪我等でリングを去らざるをえない事になるだろう。
しかし、私がボクサーとしての能力に限界を感じたのは、ラストファイトではない。
1998年、後に日本スーパーフェザー級チャンピオンになるキンジ天野とA級ボクサートーナメント フェザー級 1回戦で戦った試合だ。