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ムエタイジム ヨドシンのこと

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 talk is cheapで、池田高雄さんが書いた『悲しき墓標』を読み、涙が溢れてしまいました。
 
ヨドシンが亡くなってから、もう4年になるのか・・・。
 

talk is cheap 池田高雄 拳跡集
http://www.tic-box.com/doc-ikeda2/ik-0612.html


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 5年前、池田高雄さんに会いにタイに行った僕は、チュワタナジムの合宿所で選手と寝食を共にしながら、ムエタイ戦士達の日常を撮影させてもらっていたのです。

 池田さんのように濃密な付き合いをさせてもらった訳ではありませんが、ヨドシンが優しい男であり、父であったことは、記憶しています。

 マンファーレッグという、ジムのボスザル的存在のボクサーが試合をした夜、ささやかな祝勝会のような感じで、ヨドシン達と一緒に屋台でお酒を呑みました。
その後、ヨドシンとトレーナーのジョムと、3人でカラオケに行き、タイウィスキーを飲み過ぎて、僕だけ酔い潰れてしまいました。
そんな僕をジムまでタクシーで送ってくれ、最後まで介抱してくれたのがヨドシンでした。
 
 

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その後も、ヨドシンが日本に試合をしに来る度に、写真を撮らせてもらっていました。
 
隣には、いつも兄のジャッキーが一緒でした。
 
試合後は、ホテルで一緒に食事をしたりしました。

 

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短い時間しか付き合えませんでしたが、僕もヨドシンの優しい笑顔は、決して忘れません。
 

  

ご冥福を心から祈ります・・・。



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Profile

山口裕朗(やまぐちひろあき)
1999年プロボクサーとして17戦10勝(6KO)7敗の戦績を残し引退後、2002年 「サンデー毎日」で写真家としてデビュー。
2005年 ボクシング引退後、撮り続けている、かつての対戦 相手達の写真を、写真展『放熱の破片(かけら)』で発表。
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