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diary 1月22日

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本日(22日)発売の週刊プレイボーイで土山直純くんの写真を掲載して頂きました。
 
 

 
 土山君は先天的な病気によって、5歳の時に右足下部を切断し、それからは義足での生活を送っています。
サッカー・剣道等を経験し、高校生になった彼はボクシングと巡り会い、アマチュアボクシングのリングに上がります。
現在の日本ボクシングコミッションのルールでは、義足・義手の選手はプロテストを受験出来ません。
そして彼は、フィリピンに渡ってプロデビュー戦を判定勝利で飾るのですが、そこにたどり着くまで数々の困難があったことと思います。
詳しくは、週刊プレイボーイでライター 林 壮一さんが素晴らしい文章でお書きになっているのでそちらをご覧頂けたら幸いです。
 
肉体的なハンデはあるのかもしれませんが、悲壮感など微塵も感じさせず、カラッとしている、彼の人間的な魅力に惹かれました。
 
フィリピンに渡ったのは、ルールの問題もあるのでしょうが、ダメだから外国に行ったというようなネガティブな考え方ではなく、大きい事をやりたいから日本を飛び出したと言います。
 
そんな土山君の試合が1月24日にフィリピンで決まり、僕も撮りに行こうと決めていたのですが、興行自体が流れてしまったと本人から連絡をもらい、肩をおとしていました。
しかし、それからすぐに、2月に試合が決まったと連絡をもらえたので、フィリピンで彼の勇姿を撮影してきます。
 
海外での試合は、食事・気候・言葉等々、様々な困難があるでしょうが、そういった困難も含めて自分から目をそらさない土山君を心から応援しています。
 


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Boxer土山直純の天真爛漫BLOG
http://www.tenshin-ranman.com/
 
 

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Profile

山口裕朗(やまぐちひろあき)
1999年プロボクサーとして17戦10勝(6KO)7敗の戦績を残し引退後、2002年 「サンデー毎日」で写真家としてデビュー。
2005年 ボクシング引退後、撮り続けている、かつての対戦 相手達の写真を、写真展『放熱の破片(かけら)』で発表。
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