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diary 2月9日

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ボクシングジムの先輩で、第31代OPBF(東洋太平洋)バンタム級チャンピオンの新田渉世さんが執筆された『リングが教室。』が届きました。
 
表紙に僕が撮影した写真を使用して頂き、編集の方が送本して下さいました。
 

   ポプラ社・新刊 2007年2月13日刊行

          新田渉世

        「リングが教室。」


         人間は変わる。
         挫折することで。
         克服することで。
         だから俺は今、
         君に伝えたい。
        「負け」に負けるな。

       

       ■■■企画概要■■■

日本初の国立大卒チャンプが開いた小さなボクシングジム。
そこに集う、プロ選手、練習生、トレーナー、そして自分自身。
皆なんらかの傷を負い、なんらかの後悔を噛み締めている。
でも、ボクシングは人を変える。負けることで、人は変わる。
       そう、「負け」に負けるな—
スポーツによる魂の再生を描く、感動のヒューマン・ドキュメント。

第一章 西禄朋(プロ選手)
〜トッポいけれど才能溢れるイケメンボクサーの初めての挫折。敗戦で姿を消して何処へ行くのか・・・?


第二章 慶伊孝亮(練習生)
〜いじめられっ子の過去と長続きしなかったジム通いの苦い経験。閉ざされた心が開いた瞬間とは・・・?


第三章 松島利也子(練習生)
〜タレントとしての<売り>のつもりで始めたボクシングが、いつの間にか自分の人生と重なってゆく・・・。


第四章 孫創基(トレーナー)
〜選手に裏切られても、コーチは裏切らない—民族の誇りと熱い心の底に、いつも「師」がいる・・・。


第五章 新田渉世(会長・第31代東洋太平洋バンタム級チャンピオン)
〜矢吹丈に憧れた少年が王座に。だが引退後の社会人生活は不完全燃焼の思いが募るばかりで・・・。

       ■■■著者紹介■■■

新田渉世(Shosei Nitta)1967年生まれ。神奈川県出身。87年、横浜国立大学2年の時にプロデビュー。96年10月に第31代OPBF(東洋太平洋)バンタム級王座を獲得し、「国立大卒初の王者」として話題となる。34戦23勝(17敗)9敗2分。引退後、家族を連れて米国サンフランシスコで1年間生活。帰国後、 3年間サラリーマンを経験。現在、川崎市にて「新田ボクシングジム」を主宰。東日本ボクシング協会理事。

 

 
 新田さんは、僕が16歳でジムに入門した時には、すでに日本ランキングボクサーで、ジムの看板選手でした。
 
プロになり、スパーリングの相手をさせてもらえるようになると、ロッカールームでアドバイスをくれたり、リングに上がるという事がどういう事なのかをその背中から学ばせてくれました。

僕が現役ボクサーだった頃、引退してサンフランシスコに住んでいらした新田さんから試合の当日に届いたファックスにはこう記されてありました。
 
 


「海の向こうでも君を応援しています。
 大人の男として戦って下さい。
 いつまでも君の先輩です。」


 
 
この一枚のファックス紙は、今でも大切にしています。
 
 

届いた本を一気に読了しました。
選手に向ける新田さんのあたたかな視線に胸がグッとしめつけられました。 
  
 

2月13日発刊です。
是非 ご一読頂けたら幸いです。 
 
 
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新田ボクシングジムオフィシャルサイト
http://www.nittagym.com/
 

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Profile

山口裕朗(やまぐちひろあき)
1999年プロボクサーとして17戦10勝(6KO)7敗の戦績を残し引退後、2002年 「サンデー毎日」で写真家としてデビュー。
2005年 ボクシング引退後、撮り続けている、かつての対戦 相手達の写真を、写真展『放熱の破片(かけら)』で発表。
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