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diary4月17日

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頭を坊主にしてから、帽子をかぶる事が増えました。
 

3年ほど前にタイに行った時の事です。
バンコクのチャイナタウンで床屋さんに入ったのですが、微妙な感じを伝えるほどタイ語が喋れず、僕がしてほしい髪型がうまく言えませんでした。 
 
しびれをきらした店のおやじさんは、壁に貼ってあった坊主頭のベッカムの写真を力強く指差しました。交渉に疲れ果てていた僕は無条件降伏し、”ガシガシ”とバリカンの洗礼をうけ、さっぱりとしたベッカムになりました。
  
生え際前戦も後退している事だし、これからは坊主頭で行こう!と、密かに心に誓ったものです。
  

ただの坊主頭だと味気ない気がしたので、帽子をかぶるようになりました。
 
普段は6mmにしている髪の長さを、昨日3mmまでカットしたから、今日のような肌寒い日には、帽子がないと、頭が涼しくて仕方がありません。 
 
そんな愛おしい帽子ですが、ハンチング等のつばがあるものは、撮影の時にカメラにぶつかって邪魔になる事が多いので、外での撮影がある時には被れません。
 
誰か写真家用のハンチングを開発してくれないものだろうか・・・。

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Profile

山口裕朗(やまぐちひろあき)
1999年プロボクサーとして17戦10勝(6KO)7敗の戦績を残し引退後、2002年 「サンデー毎日」で写真家としてデビュー。
2005年 ボクシング引退後、撮り続けている、かつての対戦 相手達の写真を、写真展『放熱の破片(かけら)』で発表。
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