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カメラを所有する喜び

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初めて買ったカメラがニコンのものだったので、フィルムカメラはニコンを使っていました。
デジタルカメラが仕事の大半を占めるようになってから、キヤノンのカメラを使うようになりました。
オートフォーカスは速いし、便利なのですが、なんだろう、シャッターボタンを押す喜びが薄れてしまったような気がするんです。
その後、キヤノン製品とサービスセンターの対応にたまらぬ不信感を抱いてしまった事があって、全てニコンに戻しました。
ホワイトバランスやストロボ、AF、言わずもがなレンズの描写力、そして、何よりもユーザーへの対応の良さ、機材に関するストレスが無くなり、ニコンに戻って心から良かったと思っています。

 
 
話がそれましたが、フィルムカメラは、ほとんど手放してしまった今となってもNikonのNew FM2だけは手元に残してあります。
Aiレンズでピントを合わす時のピントリングのネットリ感や、シャッターがおりた時の”パシャッ”という歯切れの良い音、カメラを所有して写真を撮る喜びがあります。

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Profile

山口裕朗(やまぐちひろあき)
1999年プロボクサーとして17戦10勝(6KO)7敗の戦績を残し引退後、2002年 「サンデー毎日」で写真家としてデビュー。
2005年 ボクシング引退後、撮り続けている、かつての対戦 相手達の写真を、写真展『放熱の破片(かけら)』で発表。
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