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diary:8月23日

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 8月末に白夜書房から発売される「あしたのボクシング」の仕事が、一昨日に一段落つきました。

 作品を雑誌で掲載して頂くことは、これまでに何度かありましたが、ボクシングを仕事として撮影する事は、ボクシングとのつき合い方に微妙な変化を生む気がしていて、これまではほとんどしてきませんでした。
それが、最近では、この「あしたのボクシング」と「sports navi」で、仕事として会場に足を運ぶ機会が増え、少し変わってきました。
 これまでは、自分の触覚が動いた時にだけシャッターをきっていたのですが、仕事の撮影である以上、しっかりと要所での結果をおさえないといけないんですね。
これまでとは違う集中力が必要となり、リングサイドで試合を撮る時間が増えました。

 昨年、引退後に撮り続けてきたかつての対戦相手である2人のボクサー、天野欽二くんと田中光吉くんがリングを去っていったことも、僕とボクシングとの関わり方に大きな変化をもたらしたのかもしれません。
どのような変化が出て来たのか、まだはっきりとはわかりませんが、何かが動いている事は感じています。

 「あしたのボクシング」では、文章も少々執筆し、苦しくも楽しい仕事をさせて頂いたと思います。

編集の井上さん・霜山さん、こんな僕でも必要として下さり、本当にありがとうございました。

打ち上げで、うまいビールを呑みましょう!

http://www.byakuya-shobo.co.jp/boxing/

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Profile

山口裕朗(やまぐちひろあき)
1999年プロボクサーとして17戦10勝(6KO)7敗の戦績を残し引退後、2002年 「サンデー毎日」で写真家としてデビュー。
2005年 ボクシング引退後、撮り続けている、かつての対戦 相手達の写真を、写真展『放熱の破片(かけら)』で発表。
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