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レフェリーの演出について感じた事

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 2012年2月28日、後楽園ホールで開催された東洋太平洋ライト級タイトルマッチ、激しく闘志をぶつけ合う両者の戦いぶりは、「タイトルマッチってこれだよな!」と唸りたくなる、素晴らしい戦いでした。

ポイントはジャッジ3者がチャンピオンを支持するもので、その裁定は疑いようのないものだったと思います。

しかし、ダメージの度合いを考えると、荒川仁人くんが楽に防衛したというものでは無く、三垣くんの奮闘ぶりも際立っていて、実力伯仲のタイトルマッチでした。


ジャッジペーパーをリングアナウンサーが読み上げ、チャンピオンの手がレフェリー浦谷信彰さんによって上げられました。

そして間をおいて、敗れた三垣くんの手が、浦谷さんの手によって上げられたのです。
勇敢に戦い抜いた両者への、浦谷さんの想いが伝わり、なんとも清々しい光景でした。
 
 


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山口裕朗(やまぐちひろあき)
1999年プロボクサーとして17戦10勝(6KO)7敗の戦績を残し引退後、2002年 「サンデー毎日」で写真家としてデビュー。
2005年 ボクシング引退後、撮り続けている、かつての対戦 相手達の写真を、写真展『放熱の破片(かけら)』で発表。
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