順調に仕上がっている内山高志。
今日も裏方であるトレーナーにスポットライトを当ててみたいと思います。
今日の主役は
飯田裕さん ではなく、
小口忠寛さん でもなく、
この肘のサポーター
そうです、今回も佐々木修平トレーナーにご登場いただきましょう。
正月が来れば、ゆっくり休めるよ。
もう一息だ!
11度目の防衛戦を大晦日に控えたWBA世界スーパーフェザー級チャンピオン 内山高志くんのジムワーク。
相変わらず激しい。
名トレーナー 佐々木修平くんはアイシング。
修平くん曰く、試合が決まるとオーバーワークにならないように周りが抑えながら調整するそうなのですが、試合の決まっていない時期は、ジムワークが試合前のそれよりもハードだそうで、本当に体がボロボロになるそうです。
修平くんのトレーナー寿命は、この数年で確実に縮まっています。笑
MADISON SQUARE GARDEN
Heart Beat Photograph Back Number
15歳以下のボクシング全国大会U-15(アンダーフィフティーン)が開催されました。
真剣勝負だから勝ち負けは大切ですが、負けた少年・少女に
「なにやってんだ。」
といった言葉を投げつけるセコンドがいた事がとても残念でした。
誰もがメイウェザーのようなスピードを持っている訳ではないし、リゴンドーのような距離感もないし、内山高志や山中慎介のような破壊力をもっている訳ではないんです。
ボクシングは、一生懸命やらないと殴られる競技。
選手は頑張るしかない。
それでも能力には差があって、勝ち負けは出る。
中学生以下の大会に、勝利こそ最高の成果という考えは必要ないと私は思います。
ボクシングを通して、大切な事を感じられればいいんです。
その中で、中学卒業後にもボクシングを続けるかどうかを決めれば良い。
「選手がうまく戦えなかったのは、選手が出来る事をうまく伝える事が出来ないあなたの責任でしょ。」
と心の中でつぶやきながら、撮影していたのですが、そんな嫌な気持ちをかき消してくれるセコンドもいました。
TEAM 10 COUNTジムの川端龍也トレーナーは、ストップされた少女が涙をこらえながら自らのコーナーに戻ってきた時、よく頑張ったなと笑顔で迎えてあげました。
川端トレーナーだけではなく、いいなと思えるシーンを沢山の指導者の方から見る事が出来、良い選手も沢山見る事が出来、日本のボクシング界の未来には光明が射しているなと感じた大会でした。
写真は、プロの試合で選手と抱擁する川端トレーナー。
彼が選手をしかる姿を一度も見た事がありません。
Akira Yaegashi
Roman Gonzalez
メインイベント、長瀬慎弥くんがダウンを奪った右クロスは、実に美しいパンチでした。
ボクシング・ジーンのブログ 7月12日の後楽園ホール
ボクシング・ジーンのブログ
Heart Beat Photograph Back Number
先日、来年の年賀状の写真をどうしようかと思い、 今年一年間撮影させてもらった内山高志くんの写真を見返していました。
1月に世界チャンピオンになった試合で見せたこの表情がたまらなくいいなと思いました。
来年1月末日に防衛戦を控える内山くん。
来年も本物のボクシングを見せてくれる事と楽しみです。