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2007年05月28日

diary5月28日

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       KYOTO


2007年05月27日

diary5月26日

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          KOBE
 
 

2007年05月26日

diary5月25日

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          GO FLIGHT!!
 

2007年05月22日

放熱の破片  vol.11

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 日本・東洋太平洋スーパーフェザー級(58.9kg)の2冠をかけたタイトルマッチが19日にありました。

チャンピオンの小堀佑介君(角海老宝石)は、昨年1月に真鍋圭太君を豪快にKOして日本タイトルを獲得してから、3度防衛、試合ごとに強くなっていくのが見てわかる好ファイターです。
 
挑戦者の村上潤二君(八王子中屋)とは、一昨年の夏に開催された、イケメンボクサーを集めた大会『DAVID(ダビデ)』のポスターを撮影させて頂いた時に初めてお会いしたのですが。口数の多くない物静かな男で、不思議と色気を感じさせるボクサーだなという印象をうけました。
強い弱いに関係なく、絵になるボクサーとそうでないボクサーと、ファインダー越しに感じます。
村上君は明らかに前者でした。
派手なボクシングをする訳ではないけど、着実にキャリアを重ねた技巧派です。
 
 


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 試合開始から、村上君がヒットアンドアウェーでペースを握ります。
しかし、2Rに小堀君の強打が炸裂し、2度のダウンを奪い、5Rにもダウンを追加、7Rに4度目のダウンを奪います。


ダメージが明白な村上君はそれでもロープにしがみつき、必死に立ち上がるんです。
そのうつろな眼差しは、僕の胸の深淵に響いてしまいました。
 

立ち上がり、ファイティングポーズをとった村上君に小堀君が襲いかかりラッシュをかけると、ダメージの深さを見てとったレフェリーが割って入り、チャンピオンが4度目の防衛を果たしました。
 


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ロープをくぐってリングに入った中屋会長が村上君を抱きかかえながらコーナーに連れていき、呆然とする彼の額に自らの額を合わせました。
中屋会長の愛情を感じてとれる光景でした。
 
 

ペースをつかめない中からKO防衛をしてみせた小堀君は、本当に素晴らしいチャンピオンです。
 

でも、 この夜に僕がやられてしまったのは、村上君、そして、中屋会長の2人の姿でした。

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八王子中屋ボクシングジム
http://www.8nakaya.com/
 

2007年05月21日

diary5月21日

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2007年05月20日

渋谷文化 PROJECT

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昨年、渋谷文化PROJECTでインタビューをして頂きました。

渋谷文化 PROJECT
http://www.shibuyabunka.com/culture.php?id=17
 

2007年05月19日

diary5月18日

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2007年05月18日

diary5月17日

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2007年05月17日

diary5月17日

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2007年05月11日

私とボクシング Vol.2

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「リングの上でなら死んでもいい。」
 
 私にとっての全てとなっていたボクシングに魅了されたのは、思い返してみれば中学3年の秋だった。
 

 深夜、偶然つけたテレビに映る鬼塚勝也が、韓国ランキングボクサーをボディーブローで悶絶させる姿を見た瞬間、私の背筋に電流が走った。

それは、一度も味わった事のない衝撃だった。
 
それまで、ボクシングというものに興味を抱いたことすらなく、浜田剛史が1Rノックアウトでレネ・アルレドンドからタイトルを奪った試合をテレビで見たような曖昧な記憶があるだけで、私にとってボクシングは無縁の世界であった。 

 
スピードあるパンチと小気味いいフットワーク、きらびやかだがセンスの良いコスチューム、鬼塚勝也が全身から発するオーラのようなモノが私の心を掴んではなさなかった。
翌日には本屋へ走り、ワールドボクシングを手にしていた。

 
高校受験が一段落つくまで、ジムに通う事は無理だ。しかし、何かをしないと落ち着かなかった。
クラブチームでサッカーをやっていた友人に声をかけ、朝のランニングをはじめた。 
 
高校の合格発表の日に、合格を確認したその足で某大手ジムに行き、入会したものの、リングの上の華々しさとは正反対の地道な練習がそこにはあった。

中学生の頃は運動部に在籍していたが、それとは違う次元の練習がボクシングジムにはあり、半年も経つと、自然とジムへは行かなくなった。
 
 
自分を追い込むなんてことは一生したくないと思っていた子供だった。
 
 
 私の通っていた学校は、小田急沿線にあり、クラスメートの1人が下北沢のジムに通っていた。 
彼とボクシングの話をするにつれ、ジムに通いたい気持ちが膨れ上がっていき、半年のブランクを経て、私も下北沢のジムに通うようになった。
16の春だった。

プロの方や、仲間達と少しづつ言葉を交わすようになり、毎日通う事が楽しくなった。
そして、数カ月経ったある日、初めてのスパーリングをすることになった。

 
カビ臭いヘッドギアを被り、汗で湿ったグローブに手を通すと、自分がとんでもないところに足を踏み入れようとしているのだと初めて自覚した。
同学年だったスパーリング相手は、ジムでは普段、仲間として会話を交わしている男だった。 

ラウンドの開始を告げるブザーが鳴る。
リング中央に進んだ2人とも、鏡の前で繰り出すようなパンチを空に放つだけで、当たる距離には近づかない。 

 
まともに顔面を殴られる感覚がどんなものなのか、想像する由もなかった。
それは、彼も同じだったようで、相手がパンチを放ってくると、お互いリングの上を逃げ回った。
 
高校生達の情けない姿に、たまりかねたマネージャーから、
 
 
「お前らかっこつけでやるならやめちまえ!リングから出ろ!」
 
 
厳しい口調で叱責され、1ラウンドも終わらぬ間に二人ともリングから下ろされた。
グローブを外されている間、言いようのない安堵感に包まれていた。
 

私は明らかにカッコつけでボクシングをやっていた。
友達に、ボクシングジムに通っている事を誇らし気に話す自分に満足していた。
 

「俺は何をやっているんだ・・・、」 
 
 
複雑な気持ちで電車に揺られながら、次第に、悔しさがこみ上げてきた。 
意気地のない自分から目を逸らしては、先には進めない。
翌日も私はジムへ行った。
 


 バンテージを巻いていると、昨日の相手もやってきた。

前日に醜態を曝した2人の高校生の姿を確認したマネージャーは、険しい表情で、
 
「今日もスパーリングやってみるか?」 
 
と声をかけてくれた。
 

「やりたいです。」  

2人とも即答していた。
 
その瞬間、マネージャーの表情に、隠しきれぬ笑みがほんの一瞬だけ浮かんだような気がした。

臆病な自分の中にある大きな壁を乗り越える為に、湿ったグローブをつけた。
 
ブザーが鳴ると、どう殴ったらいいのかがわからない。
そして、何よりも殴られるという事が怖かった。
前日同様、見合い続ける高校生に、
 

「お前らダンスやってんじゃねーんだよ!」
 
 
マネージャーの声がとび、その声がスタートの合図となるかのように、私は腹を決めて右のパンチを振るって相手に殴りかかった。
毎日してきた練習は無駄ではなく、気がつけば左右のストレートを無心ではなっていた。

鼻にもらったパンチが脳みその芯まで”ツーン”ときた。
初めて味わうパンチの味だった。
息はあがっていても手をとめたら殴られる、そう思うと鉄アレイのように重く感じるグローブを持ち上げ、必死にパンチをくり出すしかなかった。

ゴングが鳴り、長い2Rがようやく終わった。
おぼつかない足取りでロープをくぐりリングを下りると、Tシャツが鼻血で真っ赤に染まっていていることに気がつく。
その赤く染まったTシャツがやけに誇らしく思え、鼻をすすぎながら洗面台に流れ落ちる血を見て”ニヤリ”とした。
 
帰りの電車の中、ボーッとする頭でつい先ほどおこった出来事を思い返しては、一つの大きな壁を乗り越えた気がして、溢れ出る笑みを隠す事が出来ず、ニタニタしていた。
 

 パンチを顔面に喰らうということがどんな事なのか、それを知ってからは、スパーリングが楽しくなっていた。
強い選手達のビデオを何度も見て、どうすればパンチをもらわずに相手を殴れるのか、考え、練習で体に覚えこませた。
初めてのスパーリング相手の彼とは、その後も何度か手を合わせるが、少しづつパンチをもらわなくなり、大学生や年上の人と手を合わせても、自分のパンチでひるむ相手にささやかな充実感をおぼえていった。

 
            『プロになりたい。』
 
 
 生まれて初めて自分で掴んだ確かな思いが、私の中に芽生えはじめていた。

 
             
                            (文中敬称略) 

2007年05月09日

diary5月8日

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 廣瀬育子さんの写真展に足を運びました。
 
廣瀬さんとは、写真学校の同級生でした、
卒業後も不思議と繋がりをなくさなかった友人です。
 
荻窪の『ひなぎく』というカフェでの展示だったのですが、偶然にも半年ほど前に雑誌の取材でおじゃましていたカフェだったのですぐにわかりました。
 
写真学校生だった頃から、彼女の写真は一際存在感を放つ写真でした。  
力強くて、少し力んだような写真に感じた当時と比べると、とても柔らかいものになっていたように感じました。

元々彼女の中にあった優しい眼差しを、素直に出すようになったというのか、人の撮った写真を言葉にするのは得意でないのですが、そんな印象をうけました。
 

「なんか感想あったら聞かせて。言えへんかったら、無理して言わなくてもいいよ。」

 
自分でない人が発表した写真の感想を言葉にするのは難しい・・・。
 

当たり前の事かもしれませんが、廣瀬も僕も、人として日々変化しています。そして、その変化の中で写真も変わっていく、その過程を今日は垣間みることができた、そんな気がします。
 
 

photographer 廣瀬育子web site
http://ikuko-icicle.com/
 

つららばなし
photographer 廣瀬育子のブログ
http://blog.ikuko-icicle.com/

2007年05月08日

diary5月8日

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diary5月8日

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2007年05月06日

ムエタイジム Vol.24

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浜口京子 vol.10

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diary5月6日

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     酒と薔薇の日々 
 

  先日、午前0時を過ぎたくらいの時間に、This Timeのお二人からお酒のお誘いを頂き、阿佐ヶ谷に繰り出しました。
 
 隠れ家と呼ぶにふさわしい飲み屋さんで、This Timeのお二人、小森さんとケイコさんとお酒を酌み交わしました。
『水道管の中のオルフェウス』の音楽をお願いしているのが、This Timeと三田邦彦さんなんですが、もたもたしていて、なかなか編集が進まない僕に、焦らすような事は言わずに、
「自分の作品なんだから、自分のペースで納得いくまで頑張って。」
と言って下さる優しい方々なんです。
 
ライブの写真を撮影させて頂いているのですが、ストレートな音楽も心地良く、一緒にお酒を呑んでいても、とても楽しい。

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This Time on line  http://www.thistime.jp/ 


 


 昨夜は、中学の同級生達と近所に呑みに行きました。
皆、各々の道を歩んでいるのですが、会えば何かと話題は出てくるんですね。
途切れる事なく、気がつけば出会ってから20年続いているこやつらとの関係は、腐れ縁というようなものなんでしょうか。


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 5月3日、トリプル世界タイトルマッチの後、スポーツナビへ写真の送信が終わると、ライター 丸山 幸一さんと新田ジム会長 新田 渉世さんが新宿で呑んでいたので、合流しました。
ゴールデン街で呑んだ後、カラオケに行き朝まで呑んでました。

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 今日は、”ゴールデンボーイ”オスカー・デラ・ホーヤと、"プリティボーイ"フロイド・メイウェザーの世紀の一戦がWOWOWで生放送されるので、友人のイラストレーター つぼい ひろきのご実家に朝からお邪魔して観戦しました。
お母様の、「ビールが冷えてるわよ。」にはじまり、お父様がご趣味にしてらっしゃるカクテルをご馳走になり、至れり尽くせりのおもてなしをして頂きました。
試合は、序盤からデラホーヤがプレスをかけて、メイウェザーのスピードを殺し、高度な駆け引きが展開され、白熱したものとなりました。
ノックアウトは、ボクシングの醍醐味ではありますが、派手な倒し合いばかりがボクシングではありません。
好ファイトを堪能しました。
 
 
間抜け絵イラストレーターつぼいひろき「ちぼいの絵」
http://www.chiboi.com/ 
 
 

こうしてみると、相変わらず、お酒ばかり呑んでいますね・・・。

  

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2007年05月04日

sports navi 2007年5月3日

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sports navi スポーツナビ
トリプル世界タイトルマッチ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200705/at00013104.html

放熱の破片  vol.10

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昨夜は、ボクシングのトリプル世界タイトルマッチが有明コロシアムでありました。


派手な倒し合いのような試合はありませんでしたが、出場した6人の選手とも、素晴らしい戦いを見せてくれました。 

 

スポーツナビ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200705/at00013104.html

2007年05月02日

diary5月2日

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 昨日は、撮影予定のない日だったのですが、処理しないといけないデータはちょこっと溜まっていました。
 


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このところ、バタバタとしていたので、
 
『ふん ふん、今日は完全休日にしてやるもんね。 ふん』

と、鼻息を荒げながら心で呟き、昼からビールを”グビビッ”とやりました。
 
読みたいと思っていた本を読み始めたのですが、1時間もたたぬうちに眠気が襲来してきまして、ここで眠ったらもったいないと、ヨドバシカメラに機材を買いに行くことにしました。
買い物を終えると、雨は上がっていて、歩いて帰る事にしました。
 
このブログをはじめてから、外出時にカメラを携える事が増えました。
新宿から杉並の家まで、スナップしながら歩くと、これがまた、中々楽しいものなんですね。
バイクでは通り過ぎていくだけの風景の中に、面白い事が隠されていることに気がつきます。
  
仕事に手はつけなくても、写真からは離れる事が出来ない。
『写真』な毎日は、ささやかな幸せかもしれない・・・。
 

2007年05月01日

diary5月1日

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 ボクサーだった頃の入場曲は、コルトレーンの『My Favorite Things』(NEWPORT’63)でした。
コルトレーンの奏でる情緒的で激しいサックスの音色は、何故か僕の気持ちに”グッ”とくるんですね。
 

最近は、ジョン・コルトレーン『CRESCENT』を良く聴いています。
CRESCENTに収録されている『WISE ONE』が特にお気に入りです。

最初は、このアルバム自体に特別な興味は持っていなかったのですが、ボクシングジムの先輩で、下北沢でバーをされていた田中正人さんのお店で聴いていて、何か引きつけられてしまいました。
 
 
日頃、いつでもかけておきたい音楽ではないのですが、僕の中で突如としてブームがおき、そればかり聴いてしまう。
何年もその繰り返しでコルトレーンの音楽と付き合っています。

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Profile

山口裕朗(やまぐちひろあき)
1999年プロボクサーとして17戦10勝(6KO)7敗の戦績を残し引退後、2002年 「サンデー毎日」で写真家としてデビュー。
2005年 ボクシング引退後、撮り続けている、かつての対戦 相手達の写真を、写真展『放熱の破片(かけら)』で発表。
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