放熱の破片 vol.18
一昨日、後楽園ホールに足を運びました。
お目当ては、日本S・バンタム級4位 三浦 数馬くん(ドリーム)が 涼野 康太くん(五代)を迎えての8回戦。
序盤から、三浦くんのパンチがきれいに当たり、不倒ファイター涼野くんもKOされるのでは・・・、という展開。
しかし、中間距離では歯が立たないと思ったのか、涼野君が小さなパンチを打ちながら前に出て、三浦くんがロープに押し込まれるようになります。
押し込まれていても、クリーンヒットは三浦くんが当て、ポイントは三浦くんが奪います。
それでも、涼野くんは、旺盛なガッツとスタミナで前進を続けます。
試合終了のゴングが響き、健闘を讃え合う両者。
敗北を宣言され、観客に深々と一礼する涼野くんの、そのやけに清々しい姿に、ひょっとすると、これが涼野康太をリングで見る最後になるのかもしれない、そんな勝手な事を考えてしまいました。