写真家 鈴木邦弘 先生と
昨年から撮影している東北山行を、写真学校時代からの恩師 鈴木邦弘先生に見て頂き、アドバイス頂きました。
数年ご無沙汰してしまっていたのですが、鈴木先生に確信を持って見て頂ける写真がまとまっていなかったので、なかなかご連絡を差し上げる事が出来ずにいました。
ちょっと軽い気持ちで見てくださいとは言えない方なんです。
的を得た事を、歯に衣着せずにズバズバとおっしゃる。
しかし、そのアドバイスは、取り組んでいるテーマに抜け落ちていたパズルのピースが一つ入って、後のヴィジョンがすらすらと見えるような気がする。
僕の気持ちに的中するんです。
この日は、これまで撮らずに目を逸らしていたジャンルの写真を東北山行に加える事を指摘して頂きました。
その為には、これまで以上の努力と執着心が必要となるのですが、東北の写真を、ただの記録として終わらせないように、写真から、撮り手と被写体の世界の広がりが写り込むように精進しようと、覚悟を決めた次第です。
写真を見て頂いた後は、人通りの少ないお盆の築地で、一献傾けました。
昼から夜まで、写真の話を聞かせて頂き、間違いなく幸せな時間でした。