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20数年ぶりの再会

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風景写真家 山梨将典(やまなし まさのり)くんと、朝までお酒を呑みました。
将典くんと会うのは、なんと20数年ぶりです。
 

僕は、幼稚園と小学校に通っていた頃、世田谷区芦花公園の側にあるマンションに住んでいました。
 
その同じマンションに住んでいたのが山梨ファミリーでした。
山梨ファミリーとは、色々な所に旅行に行ったりして、家族ぐるみでおつきあいをさせて頂いていました。
 
まーちゃんのお父さん 山梨勝弘さんは風景写真の第一人者で、僕が幼少の頃から、まーちゃんの家に遊びに行くと、平日も家にいる時は遊んでくれて、カメラマンていうのは楽しそうな仕事なんだなと、幼心にも感じていました。
 
写真を生業にする事に何かを初めて感じたのは、山梨さんの存在が大きかったのではないかと思います。

 
 
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山梨ファミリーが引越し、その後我家も引越してからは、親同士のやりとりは続いていたのですが、僕ら子供達は、連絡がなくなっていました。
 

僕がボクシングを辞める決意をし、次に写真の道に進みたいと考え、どうすれば良いか山梨のおじさんに相談したんです。
おじさんは、
  

「写真が自分に向いているかどうか、写真学校に入ってみて考えてみなさい。」
 
 
とアドバイスして下さり、写真学校に進む事を決めました。
写真学校の2部に入学し、昼は働くわけですが、ボクサー時代にしていた窓ガラス清掃のバイトより,写真に携わるアルバイトがしたいと、現像所をおじさんに紹介してもらいました。
 
写真の道に進むにあたり、最初の第一歩で、つまずく事がなかったのは、山梨さんのご助言あってこそと、感謝しています。
 
 

それ以後は、親から話を聞いたり、おじさんの活躍を雑誌等でみたりする程度で、直接山梨ファミリーがどうしているかは、知りませんでした。
 
 
それが、つい先日、おじさんの名前『山梨勝弘』をインターネットで検索してみたら、ホームページが存在していると知り、訪れるてみると、なんとまーちゃんも風景写真家として活動したんです。
 
日本の四季を情感豊かに写し撮る写真家として活躍していました。
 
たまらなく会いたくなりメールを送ったんです。
 
すると、返信を頂き、この度の再会に至ったんです。
 


 
夕方から翌朝まで、写真の話や家族の話、話題は尽きる事なく、本当に楽しい時間を過ごしました。
 

電車を逃してしまった俺に朝まで付き合ってくれて、まーちゃん ありがとう!
また、一献傾けよう!!
 
 
 
 
山梨写真事務所 HP

 
風景写真家 山梨将典 HP
 
 
 
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写真右が僕で、隣がまーちゃんです。その隣のいかにも悪ガキそうな小僧はうちの兄で、左がまーちゃんのお姉さんヒワちゃんです。

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Profile

山口裕朗(やまぐちひろあき)
1999年プロボクサーとして17戦10勝(6KO)7敗の戦績を残し引退後、2002年 「サンデー毎日」で写真家としてデビュー。
2005年 ボクシング引退後、撮り続けている、かつての対戦 相手達の写真を、写真展『放熱の破片(かけら)』で発表。
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