東北山行 その216 マタギナガサ




ほとんどのマタギが携行している山刀(ナガサ)について。
故 西根稔さん(三代目西根正剛)が作っていたフクロナガサが有名ですが、正剛さんがお亡くなりになった今では、弟弟子の西根登さん(四代目西根正剛)が鍛造しています。
阿仁前田にある西根鍛冶店でナガサ作りを撮影させて頂きました。
フクロナガサというのは、柄の部分が刀身と一体化していて、筒状になっています。
筒の部分に木の棒をさせば槍にもなるというものです。


上の写真は、松橋旅館の松橋利彦さんのもので、三代目 西根正剛さん作。

獲物の解体にも使え、薮こぎもでき、熊とばったり出くわしてしまった時の護身用にもなるので、7寸(約21センチ)くらいの物を持つ方が多いようです。

マタギの皆さんと一緒に山に入る時、西根鍛冶店のナガサを私も携行してます。
鉄砲を持っていないので、いざという時にこれで熊と戦えるかもしれないと、精神的な支えになっている気がします。