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New York sketchbook Page 54

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先週のニューヨークシティマラソンは、初めてマラソン大会を撮影でしたが、感じ入ることが沢山ある撮影になりました。

移動時間を考えると、一人で広域の撮影はリスクがあると思い、2か所にポイントを絞りました。
まずはクイーンズボロブリッジ。

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女子トップ集団。


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警備の警官とハイタッチ
警察官も一緒になって参加しているのが日本では考えられなくて、とても新鮮。

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男子トップ集団

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セントラルパークに移動して、沿道の人たちと同じ目線で。

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フラフラになり、歩行すらままならず座り込んだランナーも、スタッフの介助を振り切り「ゴールまで走りたいんだ」と言って、立ち上がろうとしたり、見ず知らずの人が沿道から飛び出してきてハイタッチしたり、愛する人と抱き合うランナーがいたり。


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参加しているランナーは皆、各々の目的のために肉体的に苦しい思いをして、精神的な充実感を味わえる。
ストレートに胸に響くシーンを沢山見ることができ、マラソンは案外見るのが面白い競技なのだと知りました。

懸命に走るランナーの姿を見て

『お前は走っているのか!?』

と問われているような気持ちになり、たるんだ腹の肉を撫で、苦笑するのが精一杯。

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山口裕朗(やまぐちひろあき)
1999年プロボクサーとして17戦10勝(6KO)7敗の戦績を残し引退後、2002年 「サンデー毎日」で写真家としてデビュー。
2005年 ボクシング引退後、撮り続けている、かつての対戦 相手達の写真を、写真展『放熱の破片(かけら)』で発表。
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