New York sketchbook Page 54
先週のニューヨークシティマラソンは、初めてマラソン大会を撮影でしたが、感じ入ることが沢山ある撮影になりました。
移動時間を考えると、一人で広域の撮影はリスクがあると思い、2か所にポイントを絞りました。
まずはクイーンズボロブリッジ。
女子トップ集団。
警備の警官とハイタッチ
警察官も一緒になって参加しているのが日本では考えられなくて、とても新鮮。
男子トップ集団
セントラルパークに移動して、沿道の人たちと同じ目線で。
フラフラになり、歩行すらままならず座り込んだランナーも、スタッフの介助を振り切り「ゴールまで走りたいんだ」と言って、立ち上がろうとしたり、見ず知らずの人が沿道から飛び出してきてハイタッチしたり、愛する人と抱き合うランナーがいたり。
参加しているランナーは皆、各々の目的のために肉体的に苦しい思いをして、精神的な充実感を味わえる。
ストレートに胸に響くシーンを沢山見ることができ、マラソンは案外見るのが面白い競技なのだと知りました。
懸命に走るランナーの姿を見て
『お前は走っているのか!?』
と問われているような気持ちになり、たるんだ腹の肉を撫で、苦笑するのが精一杯。