放熱の破片 vol.43
完勝でした
5月2日、東洋太平洋Sフェザー級(58.9kg)王者 “ノックアウトダイナマイト”内山高志(ワタナベ)の4度目の防衛戦。
挑戦者は、WBC5位のタイ人 トーン・ポー・チョークチャイ。
内山君は、初回からリードブローを軽快に放ち、サウスポーを苦にしません。
2ラウンドからは、いきなりの右ストレートやボディーブローが面白いように決まります。
距離は完全に内山君が掴み、5ラウンド、ダメージを重ねた挑戦者は、左フックでたまらずダウン。
立ち上がりましたが、その目に余力は残っていませんでした。
一気にたたみかけレフェリーが試合を止めました。
試合内容を見ると、挑戦者は、倒れるために来日するタイ人に見えてしまいますが、Box Recを見ると、これまで7人の日本人と対戦し、全て勝利している選手です。
内山くんが、挑戦者に力を発揮さすことを許さぬ程、完璧な試合をしたという感想を持ちました。
存在をアピールし、いよいよ世界への道が現実に見えてきました。